転スラ(転生したらスライムだった件)の竜種「暴風竜ヴェルドラ」を解説しています。究極能力やスキル、竜種との強さ比較や魔素量、リムルとの出会いや、復活・解放するタイミングについても解説しています。
暴風竜ヴェルドラとは?
暴風を司る最強種族の竜種
暴風竜ヴェルドラとは、世界に4体しか存在しない最強種族”竜種”の1体で、暴風竜の異名を持つ天災級の魔物のこと。その名の通り、暴風系の魔法を得意とします。
膨大な魔素量を持つのが特徴であり、勇者の「無限牢獄」封印されていても漏れ出す魔素だけで世界の脅威となっていました。
その強大さから、ギィとルドラのゲームの勝敗を握るカギとされています。
性格は単純で扱いやすい
黒い鱗に覆われた凶悪な見た目に反して、ヴェルドラは単純な性格をしており、鷹揚でおだてに弱く調子に乗りやすいです。
敵の反撃を許してしまったり、国を1つ滅ぼし恨みを買うなど、お調子者が仇となることは多々。しかしどこか憎みきれないのが竜種ヴェルドラの魅力です。
竜種たちの解説
ヴェルドラが復活するまでの時系列
転生したリムルと出会う
勇者のスキル「無限牢獄」により、300年間洞窟に封印されていたヴェルドラ。転生したリムルと出会い意気投合し、友達および名付けを経た仲間となります。
その後は、無限牢獄を解除するために捕食者を通じてリムルに体内に入り、内と外から無限牢獄を解析することに。
リムルが魔王化・無限牢獄の分析に成功
シオンの死をきっかけに、リムルはファルムス王国・西方聖教会の連合軍約1万人を殺害。その1万人の魂を依代に、魔王へと覚醒します。
そして魔王化に伴い、リムルの『大賢者』は究極能力『智慧之王/ラファエル』へと進化。思考加速により、100万倍速の分析が可能となります。
ラファエルによって、1年以上にもおよぶ『無限牢獄』の解析は一瞬で終了するのです。
ヴェルドラが完全に復活
無限牢獄が解かれ、リムルの胃袋内に解放されたヴェルドラ。リムルの魔王化の影響で、ヴェルドラも新たな究極能力を獲得していました。
そしてリムルは、ヴェルドラの依代となる自身の分身を作成。その中に思念体のヴェルドラを移行し、亜空間である胃袋から取り出します。
復活したヴェルドラは、リムルの分身を依代にしたからか、人型状態に。約2m程度の背丈で体格はがっしりとしており、精悍な顔つきをしていました。
リムルの魔王化について
ヴェルドラの強さと究極能力
あらゆる能力が突き抜けた竜種
ヴェルドラはこの世界で最強の種族「竜種」に属する人物。竜種は魔力・体内魔素量・物理的パワー・強靭さなどあらゆる面において突き抜けた力を持ちます。
魂の回廊により不死状態に
リムルの分身を依代としているヴェルドラは、リムルと魂の回廊で繋がっている状態。ヴェルドラの体験した記憶は全て、時空間を無視しリムルに蓄積されます。
つまり、リムルが死なない限りヴェルドラは何度でも復活でき、不死に近い存在ということ。無限牢獄に再び封印されても、リムルが再召喚すれば解除可能です。
究極能力『混沌之王』で行動を最適化
ヴェルドラの究極能力は『混沌之王/ナイアルラトホテップ』。大賢者に近い性能であり、思考を1,000倍に加速させたり、対象の解析鑑定を行うなど万能な能力です。
戦闘においては、”思考加速”により成功確率の高い行動を導き出し、”確率操作”で成功確率を上げることが可能。1%の確率でしか回避できない攻撃を、簡単に回避できます。
そして”並列存在”により、無敵の分身を最大4体作成・操作できるように。まさに規格外な究極能力といえます。
2回の進化を経て獲得
『混沌之王』は、ヴェルドラが所持していたユニークスキル『究明者』が2回進化した末に獲得した能力です。
まずはリムルが魔王へ進化した際、ヴェルドラにも「祝福」の恩恵が。封印が解除されたと同時に、ユニークスキル『究明者』が究極能力『究明之王』に進化します。
そしてヴェルグリンドとの戦いで再びリムルに吸収された際、リムルの智慧之王に『究明之王』の進化を依頼。『混沌之王』へと進化するのです。
ヴェルドラの登場話・主な活躍と来歴
地位向上編
3話〜:リムルとの出会い
暴風竜の名でも知られ、勇者によって洞窟の中に300年に渡り封印されていたヴェルドラ。そこへ、異世界から転生してきたスライム「リムル」が現れます。
リムルと話を重ねて友となったヴェルドラ。無限牢獄を協力して解除するため、リムルの捕食者で体内に入り、リムルの冒険を見守ることになるのです。
魔王誕生編
73話〜:無限牢獄から解放される
リムルが魔王へと進化し、それに伴い大賢者もラファエルへと進化。分析能力が格段に向上し、無限牢獄の解析がついに完了します。
リムルの分身を依代として復活したヴェルドラは、人型に近い姿になっており、2mの身長かつガタイの良い、金髪の男のような姿をしていました。
またこの時に、ユニークスキル「究明者」が『究明之王』に進化しています。
魔都開国編
100話〜:ヴェルドラが地下迷宮のボスに
ヴェルドラは定期的に妖気を開放する必要があり、妖気を開放できる場所探しが急題に。観光名所として建造された地下迷宮の100階層は、まさにそれに最適でした。
そして100階層から出た高濃度の魔素からは、間違いなく魔物が発生。100階層に近い階層には、強力な魔物が生まれるだろうと、リムルは考えます。
リムルの一石二鳥のアイデアにより、ヴェルドラは地下迷宮のボスとして君臨することになります。
竜魔激突編
171話〜:姉ヴェルグリンドと激突
姉ヴェルザードから逃れるため、逃げ去ったヴェルドラが遭遇したのは東の帝国の飛空船団。船団には姉ヴェルグリンドが乗り込んでおり、1対1で戦うことになります。
姉であるヴェルグリンドが圧倒すると思われましたが、ヴェルドラは究極能力「究明之王」により攻撃を無効化。両者の戦いは拮抗する展開に。
しかし、ヴェルグリンドが時間を稼いだことで、東の帝国の船がヴェルドラに向けて魔素撹乱放射を発動。ヴェルドラの支配権は東の帝国へ移ります。
173話〜:リムルが参戦し、再びリムルの元へ
友であるヴェルドラを奪われ、あまりの怒りに理性を忘れるリムルが戦いに参戦。操られるヴェルドラとヴェルグリンドを1人で相手にすることに。
しかしリムルは、究極能力を駆使して2体の竜種と対等以上に戦闘。ヴェルグリンドを拘束し、その間にベルゼビュートでヴェルドラを取り戻すことに成功します。
176話〜:究極能力『混沌之王』を獲得
リムルの体内に再び入ったことで、ラファエルと一時的に繋がることができたヴェルドラ。ラファエルに究極能力の進化を依頼し、究極能力『混沌之王』を獲得します。
天魔大戦編
216話〜:魔王ダグリュールと激戦に
ルミナスとシオンを追い詰める魔王ダグリュール。ルミナスがやられてしまうというまさにその瞬間に、ヴェルドラが参戦します。
ヴェルドラはシオンと交代し、竜と巨人の本気の戦いが勃発。ヴェルドラは『混沌之王』を使い、分身による波状攻撃を展開。
ダグリュールも鉄壁の防御で攻撃をいなし、一歩も引かない激戦となります。そしてダグリュールは、ついに一撃必殺技「時空振滅激神覇」を発動。
ブラックホールを生み出す攻撃でヴェルドラを倒したかに見えましたが、ヴェルドラは極限まで存在確率を高めて生存。
ダグリュールに対し今度はヴェルドラが奥義「豊穣なる神秘の波動」を発動。ついにダグリュールを倒します。
241話〜:復活した近藤を圧倒するも…
ヴェルドラは、復活した近藤と再び闘うことに。近藤は覚醒魔王10体に相当とするとヴェルダは言っていましたが、実際はそこまでのエネルギーに達しておらず。
究極能力でも勝るヴェルドラが、近藤を圧倒します。確実に勝てると慢心を抱くヴェルドラ。しかしその隙をつき、近藤がまさかの自爆。
ヴェルドラは自爆に巻き込まれ黒こげに。リムルの魂の回廊も閉じられており、手痛いダメージを受けてしまうのでした。
魔王についてはこちら
竜種たち
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