呪術廻戦

呪術廻戦「8巻」のネタバレと考察・感想まとめ|

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)8巻のネタバレや考察、感想・あらすじを解説。呪胎九相図の壊相・血塗との戦いが終わり、五条の過去が明らかになる「62〜70話」を気になる方はぜひご覧ください。

この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。

呪術廻戦8巻の概要・あらすじ

五条の過去が明らかに

呪術廻戦1巻の表紙(虎杖)
該当話 62〜70話
連載時期 2019年28号〜2019年36・37号

8巻では壊相・血塗との戦いが終わる一方で、五条が高専生だった頃のエピソードに突入します。

前半部では、八十八橋が舞台の「起首雷同」シリーズが完結。
後半部では「懐玉」というシリーズ連載が始まり、五条・夏油が高専生として任務に挑むことに。

収録話について

  • 62話「起首雷同 -捌-」
  • 63話「共犯」
  • 64話「そういうこと」
  • 65話「懐玉」
  • 66話「懐玉 -弐-」
  • 67話「懐玉 -参-」
  • 68話「懐玉 -肆-」
  • 69話「懐玉 -伍-」
  • 70話「懐玉 -陸-」

8巻の見どころ/ポイント

ほげほげ

この先には、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。

呪術廻戦8巻のネタバレ

62話「起首雷同 -捌-」

「簪」を発動し血塗を倒した釘崎。

血塗が死亡し涙を流す壊相を目の当たりにし、虎杖は壊相への追撃の手が止まってしまいます。

一方、祓ったはずの血塗が姿を消さないため、血塗が呪霊ではなく肉体を持つことに思い当たった釘崎の手も止まってしまうことに。

手を止めた虎杖たちですが、背後のトンネルから一般人が運転した車が現れます。

助手席にいた男を人質にとり、追ってくる虎杖から車の荷台に乗って逃亡を図る壊相。

しかし、虎杖が黒閃によって吹き飛ばした壊相の右腕に、釘崎が芻霊呪法「共鳴り」を発動します。

黒閃発動直後の渾身の「共鳴り」を受け荷台から落ちる壊相に、虎杖は「ごめん」と謝り呪力の籠った拳を放ちます。

壊相に放った拳を見て「いってぇ……」と呟く虎杖。

場面は変わり、人生ゲームをする夏油・真人・脹相(ちょうそう)の3人。

脹相は壊相・血塗の2人が死んだことに気付きます。

脹相の発言を聞いた夏油が調べると、壊相・血塗を殺したのは「呪術高専一年 虎杖悠仁とその一派だ」と判明。

夏油の報告を聞いて真人は笑みを浮かべます。

63話「共犯」

壊相・血塗を殺した虎杖・釘崎の二人。

釘崎が攻撃を受けた痕や毒を気にする一方で、虎杖は壊相を殺したことを思い悩みます。

血塗を殺したことをなんともないと言う釘崎に対し、目の前で弟が死んで壊相が涙を流したことに言及する虎杖。

虎杖の言葉を聞いた釘崎は言います。「じゃあ共犯ね。私達」と。

眠っていた伏黒が起き上がり、死んでるのかと思ったと焦る虎杖・釘崎の二人。

伏黒は宿儺の指を虎杖に食べないように言って渡しますが、受け取ろうとした虎杖の手に口が開き、指を取り入れてしまう事態に。

「食うなっつったろ」と理不尽に怒られる虎杖でしたが、八十八橋に補助監督の新田が現れ三人は帰ることに。

八十八橋での戦いから2日後。

内通者についての情報共有を交えながら、歌姫と電話で話す五条。

「後は頼むよ。冥さん」という発言のあとには、五条から一千万円を振り込まれた通帳を見て笑う冥冥の姿が描かれています。

虎杖が宿儺の指を取り込んだことをきっかけに、八十八橋の呪殺が起こったことを釘崎に共有する伏黒。

「虎杖に共振の話はするな」と言う伏黒に対し、釘崎は「言わねぇよ。レディの気遣いナメんな」と答えます。

一方の虎杖は、指を取り込んだことで切り分けた宿儺の魂達が目覚めたことを宿儺によって知らされることに。

宿儺に「それ伏黒に言うなよ」と言う虎杖。

場面は変わり、楽巌寺学長の元に現れた東堂と冥冥の二人。

東堂葵・冥冥の名の下に、虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇(くぎさきのばら)・禪院真希・パンダの5名が1級術師に推薦されることとなりました。

64話「そういうこと」

東京校の学生たちを1級術師に推薦した後、卓球をする東堂と冥冥。

東堂は虎杖と共に任務をこなすことを確信していましたが、被推薦者に同行するのは推薦者以外の術師と聞き、絶望の表情を浮かべます。

任務をこなした虎杖たち1年生はそれぞれ自由に行動することになり、町をプラプラしていた釘崎は、虎杖の同級生の「小沢優子」に声をかけられます。

小沢優子から話を聞いた釘崎は、「そういうこと」と察すると伏黒を呼び出します。

呼び出した伏黒に対し、虎杖に彼女がいるか聞く釘崎。

伏黒は虎杖に彼女がいないであろうこと、背が高い子が好きと言っていたと明かします。

伏黒の発言を聞き、勝算があると見込んだ釘崎は虎杖を呼び出すことに。

ファミレスに着いた虎杖は、外見が大きく変わっているにも関わらず、一目で小沢と見抜きます。

外見が変わっていても虎杖に気付いてもらえた小沢ですが、自分が嫌ってる人達と同じように外見で判断するような尺度で生きていることを実感。

連絡先を交換せずに別れ、ホームで涙を流します。

一方の釘崎は、自分が彼氏を作るよりも先に虎杖に彼女ができるのがムカつくようです。

65話「懐玉」

当時2級術師の歌姫が冥冥と共に任務に挑みますが、屋敷に巣食う呪霊の結界に囚われてしまいます。

二手に分かれようとする二人のところに、当時呪術高専2年の五条が助けに登場します。

五条に助けはいらないと言おうとする歌姫ですが、背後から呪霊が現れ、同じく当時呪術高専2年の夏油の操る呪霊によって救われることに。

五条達が助けに現れたのは、呪霊の結界で時間がズレており、歌姫たちからの連絡が2日途絶えていたためでした。

一方助けに来たのはいいものの、”帳”を降ろし忘れた五条たちは夜蛾に怒られることに。

叱られた後、”帳”の必要性を愚痴る五条に対し、「呪術は非術師を守るためにある」と言う夏油。

しかし、五条が「正論が嫌い」と反応したため二人は一触即発の雰囲気となります。

そのタイミングで夜蛾が登場し、天元からの指名として五条・夏油の二人に対し「”星漿体”の少女の護衛と抹消」の任務が言い渡されます。

66話「懐玉 -弐-」

言い渡された任務を聞き、「天元の術式の初期化」に関係すると思い当たる夏油。

一方の五条は知らなかったため、天元についての説明が行われます。

天元は500年に一度、肉体の情報を書き換えるために”星漿体”の人間と同化する必要がありますが、その”星漿体”の少女の所在が漏れてしまったとのこと。

五条・夏油の二人は、少女の命を狙う呪詛師集団「Q」と盤星教「時の器の会」から少女を護衛し、天元の下まで送り届けることに。

任務に向かう二人ですが、目の前の建物から星漿体の少女が落ちてきてしまう事態が発生します。

少女は呪霊を操る夏油によって救われるも、五条・夏油の二人はそれぞれ「Q」の戦闘員と戦うことになります。

一方の盤星教は、非術師の集団であり呪術師と戦う力がないため、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)を雇うことに。

67話「懐玉 -参-」

「Q」の戦闘員のコークンは夏油に、最高戦力であるバイエルは五条に敗北。「Q」は組織が瓦解します。

星漿体暗殺のために盤星教に雇われた甚爾は、まずは呪詛師を利用して五条を削ることを狙います。

仲介役の孔時雨(こん しう)が「恵は元気か?」と問うも、「……誰だっけ」と答える甚爾。

「Q」の戦闘員を倒した五条・夏油の二人は、星漿体の少女「天内理子」と世話係の黒井美里の保護に成功。

高専に戻って理子の護衛を続けようとしますが、天元の「天内理子の要望には全て応えよ」という命令には逆らうことができず、理子は学校へと向かうことに。

目の届く範囲での護衛ができないため、夏油が呪霊を監視に出していましたが、その呪霊が呪詛師によって祓われてしまいます。

呪詛師が現れた背景には、五条を削ることを狙った甚爾により、呪詛師御用達の闇サイトで理子に3000万の賞金がかけられていました。

68話「懐玉 -肆-」

闇サイトで理子に賞金をかけたものの、五条が近くにいる以上は星漿体が呪詛師に殺されることはまずないと想定している甚爾。

賞金のかかっている残り47時間、呪詛師に五条・夏油の神経を削ってもらうことが甚爾の狙いとなります。

一方の五条達は、五条・黒井が理子の保護、夏油が呪詛師の対処に向かいます。

夏油は式神を用いる呪詛師と対峙することに。

呪詛師に対して近接戦闘が苦手と思わせておいて、呪詛師を近接戦闘で圧倒します。

一方、五条たちは理子の元に向かっていました。

69話「懐玉 -伍-」

五条が礼拝堂の扉を勢いよく開けると、理子がクラスメイトと共に音楽の授業を受けている最中でした。

五条の登場に色めきだつ女子生徒たち。

呪詛師が現れたことを伝えると、五条は理子を連れて高専に向かおうとします。

理子を狙って現れた呪詛師は、五条が理子を連れているのを発見しますが、黒井と戦うことに。

追い詰められたかと思いきや、術式により黒井・夏油の前から姿を消します。

呪詛師御用達の闇サイトで理子の首に3000万の懸賞金がかけられていることを、夏油から聞く五条。

その五条の前には、先ほど姿を消した呪詛師の姿が。

呪詛師は本体含め5体の分身術式を使用するも、五条に術式を見破られ敗北します。

呪詛師を圧倒した五条たちですが、黒井が拉致されてしまうことに。

70話「懐玉 -陸-」

夏油が先に五条たちの方に向かったところ、置いていった黒井が拉致されてしまう事態が発生。

拉致犯に取引場所を沖縄に指定されますが、五条たちは沖縄に着くと黒井救出・拉致犯捕縛を無事達成します。

沖縄の空港では、七海・灰原が監視を行うことに。

本来の予定では護衛2日目に高専に戻る予定でしたが、翌日には理子が天元と同化するため、五条の計らいで沖縄を発つのは護衛3日目の朝となります。

護衛1日目から五条が術式を解いていないことを心配する夏油ですが、問題ないと言う五条。

五条たちは、理子の懸賞金が取り下げられた4時間後に、高専の結界内に到着します。

結界内に入ったため術式を解いた五条は、その瞬間、甚爾に背後から体を刺されてしまいます。

8巻の考察・解説ポイント

Q.楽巌寺学長における等級の見解

特級は術師の格付けの中でななめにハズレた位置付けであり、1級こそ他の術師延いては呪術界を牽引していく存在。準1級以下とは、危険・機密・俸給等が比べものにならない。

Q.1級術師の成り方とは?

2名以上の1級術師から推挙された者は、現役の1級、または1級相当の術師と共に幾度か任務をこなします。そこで適性アリと判断されれば準1級へと昇給し、続いて単独での1級任務へアサインされます。その任務の結果如何によって、正式に1級術師に成るか否かが決まります。
不死の術式を持った呪術師非推薦者が同行するのは、推薦者以外の術師。

Q.天元とは?

不死の術式を持った呪術師であり、高専各校・呪術界の拠点となる結界の運用をしています。また、多くの補助監督の結界術の強度を底上げしており、天元の底上げがないとセキュリティや任務の消化すらままならないのが実情です。

Q.”星漿体”とは?

天元は”不死”の術式を持ちますが”不老”ではないため、一定以上の老化を終えると術式が肉体を創り変えようとし、人でなくなりより高次の存在へと”進化”してしまいます。その段階になると”意志”が存在しないため、最悪の場合天元が人類の敵となる可能性があります。
そのため、500年に一度天元と適合する人間である”星漿体”と同化し、肉体の情報を書き換えます。肉体が一新されれば術式効果が振り出しに戻り、”進化”は起こりません。

呪術廻戦8巻の感想

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(C)芥見下々
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