転スラ(転生したらスライムだった件)の勇者「ヒナタ・サカグチ(坂口日向)」を解説しています。ヒナタのユニークスキル・能力、聖騎士時代、クロエとの関係、登場話などもまとめています。
ヒナタ・サカグチとは?
西方最強と呼ばれた異世界人
ヒナタ・サカグチとは、ルベリオスにある西方聖教会のトップに君臨した異世界人で、西方最強の聖騎士と謳われた人物。洗練された剣技と思考力を飛躍させるスキルで、約10年でトップに成り上がっています。
戦闘力だけでなく統率力や指導力もピカイチ。冷静な思考で聖騎士たちを牽引し混乱を収拾させたり、シズの教え子たちに剣を教えるなど面倒見の良い面も多々みられます。
リムルと協力関係に
一時は魔物を悪しき者と捉えていてリムルと敵対関係にありましたが、戦いを通じて和解した後は、テンペストに友好的な態度で接するように。天使の大軍勢が襲来した際は、リムルらと共に天使たちと戦っています。
ヒナタ・サカグチの強さ・スキルと能力
『簒奪者』であらゆるものを奪う
ヒナタ・サカグチの持つユニークスキルは『簒奪者/ウバウモノ』。敵の知識や技術を奪って行使することができ、ヒナタの急速な成長を支える強力な能力です。
また、敵の使役する魔物や精霊を奪うことも可能。さらに奪うにあたっては解析も不要なため、リムルの所持していた暴食者の上位互換とも言えます。
『数学者』で戦闘行動を最適化
もう1つのユニークスキルは『数学者/ハカルモノ』。論理的思考能力が飛躍して超高速演算が可能となり、戦闘中に最適な行動を取ることができます。
この能力により、ヒナタは大抵の魔法を無詠唱で使用可能。『霊子崩壊』や『崩魔霊子斬』のような必殺魔法を、事前動作なしに放つことができ、かつてはリムルを追い込んだこともありました。
研ぎ澄まされた剣術
戦闘スタイルは常に剣を貫いており、剣士としての実力は至高の領域に達しています。究極能力に頼らなくても、強者と対等に渡り合うことが可能です。
即死技を2種類持つ
7回攻撃が当たると即死する『デッド・エンド・レインボー』、6回攻撃が当たると3分間苦しみを与えた後に殺す『デッド・エンド・ペイン』という技を持ちます。
ヒナタが得意とする突きと相性が良く、敵に致命傷を与えられなくとも致死させる強力な技です。
クロエ覚醒後は弱体化する
魔王と対等に戦えるほどの力を持っていたヒナタでしたが、自らの勇者の卵をクロエに預け、真なる勇者を生み出すサポートをしたことをきっかけに、力の大半を失うことに。
精霊の加護や思考加速は健在なものの、魂の力が激減しており超加速戦闘は数秒しかもたない状態になっています。
ヒナタと関係が深い人物
クロエ・オベール
勇者育成プログラムの遂行のため、ヒナタと何度も2000年前へ跳んだ人物。クロエに殺されることをきっかけに過去へ跳び、再びクロエがヒナタを殺すことで過去に跳ぶということが繰り返されていました。
2000年における修行期間では、一時的にヒナタがクロエの体を掌握する時期も存在し、ヒナタとクロエはお互いの最大の理解者とも言える関係にあります。
クロエの解説はこちら
シズ
ヒナタの元教師にあたる人物。異世界から来てすぐのヒナタに親近感を抱き、ユウキとヒナタの2人を世話していました。
しかしユウキの思考制限を受けたことで、ヒナタは突如学園を1人出ていくことに。その後ヒナタとシズは疎遠になってしまいますが、ラファエルの力で2人は再会し誤解を解くことに成功します。
ヒナタの登場話・主な活躍と来歴
魔王誕生編
66話〜:リムルの前に現れる
テンペスト侵略作戦を成功させるため、テンペストへ帰還しようとするリムルの前に登場。結界を展開してリムルを弱体化させ、デッド・エンド・レインボーでリムルを追い詰めていきます。
その後「霊子崩壊」でリムルを完全消滅させたものの、それはリムルの分身であり、結果としてはリムルを逃してしまうことに。
しかしリムルとの初めの邂逅は、ヒナタの完全勝利とも言える形で終わりを迎えたのでした。
聖魔対立編
85話:魔王リムルの討伐を決意
神聖法皇国ルベリオスの最高幹部「七曜の老師」と念話をしたヒナタ。ヴェルドラ復活とリムルという新しい魔王の誕生が告げられます。
ヒナタはリムルが本当に覚醒魔王となったと仮定して、100名の少数精鋭部隊でリムルを討つことを決意。「霊子崩壊」を看破されており勝機は薄いですが、それでもヒナタは出撃を決意するのでした。
87話:テンペストへ向かい出発
「七曜の老師」に呼び出され、ルベリオスの奥の院を訪れたヒナタ。ヴェルドラとリムルの討伐作戦を止めるよう諭されますが、それでもヒナタは出撃を止めることはありません。
さらにヒナタは聖霊武装の使用許可を要求し、勇者装備を身に纏い、100名の部下を引き連れてテンペストへと出発するのでした。
89話:リムルとの2度目の邂逅
仲間が魔物たちに続々と敗れていく中、ヒナタはリムルと対峙し1対1の戦いに挑むことに。ヒナタは吹っ切れたように素直にリムルに向き合い、剣を振りかざします。
そしてヒナタはもしリムルに敗北すれば、リムルの考えを聞き、魔物には理解し合える者がいることを信じると約束します。
94話:ヒナタを操る黒幕の存在が明らかに
リムルと激しい剣の撃ち合いをする中、ヒナタは必殺技「崩魔霊子斬」を放ちリムルを追い詰めることに成功。しかし、究極能力「暴食之王」で攻撃を完全に吸収されてしまいます。
そして戦いが最終局面を迎える中、ヒナタとリムルの脳内に姿を現したシズ。シズの口からは、シズとヒナタはユウキによる思考制限を受けており、操られていたことが語られます。
つまりユウキが全ての黒幕であり、ヒナタが突如1人姿をくらましたのも、ユウキによる思考制限が原因だったのでした。
95話:勇者の卵へと成長
シズの話を聞いたヒナタは、リムルとの戦いの決着次第で「テンペストにはもう手出しをしない」と約束することに。そしてヒナタは”勇者の卵”へと成長し、再びリムルへと立ち向かっていきます。
さらに進化した剣技でリムルを攻撃するヒナタですが、リムルの実力はヒナタを優に超えており、リムルに完全敗北するのでした。
戦いを終えたヒナタは、リムル及びシオンに謝罪の言葉を述べ、和解することになります。
97話:戦後に関する会談を実施
テンペストに完全敗北を喫したため、聖教会の代表であるヒナタは、”テンペストに住む者は亜人であり、亜人は悪しき者ではない“と認めることにします。
会談後に行われた宴では、リムルに天使の軍勢に関する情報を伝えることに。そして、2〜3日滞在をした後にルベリオスへと帰還するのでした。
魔人暗躍編
120話〜:勇者クロノアとの戦い
テンペストに敗れたことで、西方聖教会の責任を一手に背負うことになったヒナタは、聖騎士団長を辞任することに。そしてフリッツと共にルベリオスを去り、シズの教え子たちの様子を見にいきます。
イングラシア王国の学園内に侵入した2人は、ユウキの目を盗んで子供たちの救出を試みます。しかし全てはユウキの仕掛けた罠であり、ヒナタはユウキに操られる不完全な勇者と対峙することに。
全力を持ってヒナタは勇者に立ち向かいますが、勇者の力はヒナタを遥かに超えており、心臓を貫かれて敗北。フリッツの転移魔法で学園を脱するものの、致命傷を負ってしまいます。
124話〜:ルミナスの力で奇跡の復活
勇者の攻撃を受けて死亡したヒナタでしたが、一時的に勇者クロエの体に魂が宿り、ルミナスやニコラウスの前に登場。勇者育成プログラムや支配されているクロエの現状を説明します。
話が終わったところでヒナタは過去に跳ぼうとしますが、ルミナスが習得した究極能力の実験体となり、一か八かの賭けで復活を試みることに。
そして、生と死を司るルミナスの力により、ヒナタの魂をクロノアの体から分離することに成功。魂と元の肉体を結び付けることで、ヒナタは復活するのでした。
しかし、分離にあたって勇者クロエに能力を受け渡しており、ユニークスキルを含めたほとんどの力を失うことになります。
127話〜:三国同盟を締結
復活したヒナタは、早速ルミナスらと共にリムルのいるテンペストへ。クロエを救出し黒幕であるユウキを倒すため、神聖法皇国ルベリオス、西方聖教会、テンペストの三国同盟を提案しに向かったのでした。
リムルとも直接話合い、3者の利害は一致し同盟を結ぶことに。早速三国同盟は、ユウキの逃亡した自由組合を西方聖教会を統合させ、ヒナタを代表として組織を再編します。
天魔大戦編
220話〜:イングラシア王国の鎮静化に貢献
イングラシア王国の王都に待機し、ハルマゲンで混乱する住民たちを避難させ、聖騎士たちに指示を出し各地の混乱を鎮静化させます。
しかしヒナタは、王子エルリックと護衛騎士団長ライナーに魔女の疑いをかけられ、ライナーと一騎討ちをすることに。ヒナタは民衆を人質にとられ、一方的に無惨に攻撃を受けてしまいます。
ヒナタにとどめを刺そうとするライナー。しかしその瞬間、マサユキ・4人の子供たち・ヴェノムがヒナタを助けに登場。
ライナーに囚われていた人質が解放されたことで、ヒナタは本領を発揮しライナーを瞬殺するのでした。
各勇者たちの解説
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