転スラ(転生したらスライムだった件)の迷宮十傑「不死者の王アダルマン」を解説しています。アダルマンの究極贈与・スキル・魔法、アルベルトとの関係、人間時代の過去や、リムルとの出会い、登場話などもまとめています。
アダルマンとは?リムルとの出会い
地下迷宮を守護する不死者の王
アダルマンとは、死者の呪いと魔素を浴びたことで死霊へと変貌した不死者の王。骸骨の風貌が特徴。その実力は魔王級であり、テンペストの地下迷宮70階層を守護しています。
死者を使役することはもちろん、究極贈与『魔道之書』によって魔法の完全制御が可能。1000を超える隕石を降らせる召喚系大魔法で、敵軍を一気に蹂躙することもできます。
リムルの魔王化がきっかけで出会う
ジュラの大森林にある洞窟内で暮らしていましたが、盟主であるリムルが魔王に就任した際に、わざわざリムルの元へ挨拶に出向いたことが出会いのきっかけ。
しかしテンペストを訪れた際には、死霊であるために浄化されそうになったようであり、最初は笑える対面を果たしたようです。
アダルマンの強さ・究極贈与・スキル
究極贈与『魔道之書』で魔法を完全制御する
アダルマンの持つ究極贈与は『魔道之書/グリモワール』。魔法の理を完全に理解し呪文詠唱の省略や呪文発動をサポートする強力な能力です。
真理之究明で魔法知識を補うことが可能となり、魔法の威力を最大限引き出せるように。隕石を1,000個以上降らせる広範囲魔法「爆覇流星嵐」で敵軍を一瞬で殲滅できます。
幻獣之王が持つ権能
- 思考加速
- 詠唱破棄
- 真理之究明
- 解析鑑定
- 森羅万象
- 精神破壊
最強聖騎士アルベルトを従える
歴代最強の聖騎士と謳われたアルベルトが従属しており、アダルマンの身を守る最強の盾として君臨しています。神話級の剣を使いこなし、近接戦の苦手なアダルマンを補う形で活躍。
さらに究極贈与により、アダルマンが死なない限りアルベルトも死ぬことはなく、不死身の兵士として盾となることができます。
『聖魔反転』により弱点が無い
死霊であるアダルマンは、本来聖・光属性の攻撃を苦手としていますが、スキル『聖魔反転』を魔王ルミナスから教わり、聖属性攻撃を魔属性に変換可能に。実質弱点が無くなっています。
「不死者の軍団」を操る
死体を兵士へと作り替えた「不使者の軍団」を従えています。主力部隊である死霊騎士2,000騎に加え、死体兵士が15万人弱も存在。
軍団の兵士は全てアダルマンによる能力上昇効果も受けており、さらに『聖魔反転』により光・聖属性が弱点ではなくなっています。量・質ともに優れた配下を持つことが強みです。
「不死者軍団創造」で敵の死者を僕に
広範囲魔法「不死者軍団創造」を使用すると、死亡した兵士を配下として蘇生させることができます。対象範囲は敵兵士にも及ぶ上に、生前の能力も引き継がれるのが特徴。この魔法1つで勝敗が決まるほど強力です。
アダルマンの過去・死霊になった経緯
元は勇者の資格を持つ者だった
数百年前、不死者となる前のアダルマンは、天才的な神聖魔法の使い手であり、勇者の資格を有する者でした。しかし結局勇者の卵は宿らず、仙人の域へ到達することに。
そしてアダルマンとアルベルトは余りにも天才すぎた故に、ルミナスの精神支配を受け付けませんでした。七曜の老師は2人の実力を評価していましたが、いつ寝返ってもおかしく無いと危機感を感じていました。
死霊災害の浄化へと出発
2人の存在を危険視した七曜の老師は、2人を秘密裏に始末するべくある任務を与えます。その任務こそが死霊となった原因であり、ジュラの大森林での死霊災害を未然に防ぐべく行われた浄化活動でした。
七曜の老師の企みなど知らず、アダルマンはアルベルト含む聖騎士4名を引き連れて、ジュラの大森林へと出発します。
妖気を浴びて死霊に
戦場跡に辿り着くと、そこには凶悪な魔物である腐肉竜が棲みついていました。腐肉竜は2人を始末すべく、七曜の老師が事前に用意しておいたのです。
アダルマンたちは死闘の末に腐肉竜を倒すことができたものの、そこで命尽きることに。しかし幸か不幸か、死者の呪いと大量の魔素を浴びて変質し、死霊へと変貌してしまうのでした。
こうして不死者の王となったアダルマンは、何百年もの間ジュラの大森林の洞窟で過ごすことになります。
アダルマンの登場話・主な活躍と来歴
帝国侵攻編
145話〜:60階層の守護者として侵入者を迎撃
地下迷宮60階層を守るボスとして登場。リムルの仲間になった経緯や、Aランク以上(EP44,000)の戦闘力を有しており、聖・光属性に弱い不死王だと判明。
さらに地下迷宮に侵入したシンジ達と対峙し、属性相性の不利をスキルで克服して、見事返り討ちにします。この活躍をきっかけに、褒美としてアダルマンは70階層へと昇格するのでした。
156話:迷宮十傑で会議を行う
帝国軍を迎え撃つにあたって、迷宮十傑とリムルで会議を実施。アダルマンは前回リムルに直接褒められたことから、今回も活躍しようと意気込みます。そして全階層に敵が送り込まれると知り、嬉しげに声を上げるのでした。
157話〜:クリシュナたちに敗北してしまう
死霊竜と死霊騎士たちを引き連れて、1時間足らずの間に1万人の帝国兵を蹂躙。しかしその後、オリハルコンの鎧を装備したクリシュナたち三人組と戦闘に。
アルベルトは女剣士クリシュナとの一騎討ちに敗れ、アダルマンも続けて敗退。ゼギオンのいる80階層へと侵入を許してしまうのでした。
幕間シンジの場合:ガドラ老師との関係が明らかに
アダルマンはガドラ老師と旧友であることが判明。ガドラはアダルマンとクリシュナの戦闘を迷宮内のモニターから視聴し、アダルマンは近接を苦手としていることが明らかになります。
しかしその後、アダルマンはガドラ老師と旧交を温め直し、迷宮十傑として彼を迎え入れることに貢献するのでした。
竜魔激突編
164話:魔王への進化を辞退する
帝国軍のクリシュナに敗北したため、その罪悪感から魔王への進化を辞退することに。その代わりリムルから「冥霊王/ゲヘナロード」の称号を貰い受けるのでした。
また能力に関する説明も簡易的に行われ、魔力が大きいが近接戦は苦手。「完全記憶」「魂魄思考」を持ち、精神生命体に近い存在で、単純な物理攻撃を無効化できると判明します。
天魔大戦編
191話:シエルの最適化により究極能力獲得
神智核シエルによる能力最適化で進化を遂げ、見ただけで敵を即死させる能力を獲得。さらに究極贈与『魔道之書』を手に入れ、魔法の完全制御が可能となっています。
さらにこの進化に伴い、アルベルトが完全にアダルマンに隷属する形に。アダルマンが死なない限り、アルベルトも無敵の不死者となります。
204話〜:ダグリュールの配下に大打撃を与える
アダルマンはシオンと共に神聖法皇国ルベリオスへと向かい、ダグリュールを迎え撃つことに。15万人弱に及ぶ不死者の軍団を召喚します。
その後死霊竜に飛び乗り、究極贈与『魔道之書』による魔法の完全制御効果を発動。古の極大魔法「爆覇流星嵐」を使用して、ダグリュール軍の3割を消滅させるのでした。
さらにガドラ老師の大魔法発動をサポートし、開戦の段階で敵軍を5万人以上を倒すことに成功します。
207話〜:竜種に匹敵するフェンと対峙
ヴェルドラに匹敵する魔素量を持つフェンと対峙。フェンの強力な一撃を受けてしまうものの、その間に広範囲魔法「不死者軍団創造」を発動し、敵軍の死者を自分の兵士として復活させるのでした。
そして魔法の通じないフェンを倒すため、アダルマンは死霊竜ウェンティと同化して、強靭な肉体を持つ若き日の姿に変身。再びフェンに立ち向かっていきます。
またこのタイミングで戦場に七曜の老師が現れ、アダルマンはかつて彼らに嵌められて死霊となったことが判明します。
216話〜:格上のフェンを相手に時間稼ぎに成功
憑依合体したことにより大幅に魔素量が増加したものの、それでも竜種に匹敵するフェンに及ばず、絶望的な力の差を見せつけられます。
そこでアダルマンは己の不利を理解した上で、勝利を目指すわけではなく長期戦による消耗を目的として戦闘することに。ヴェルドラが襲来した後は、街を守るために結界維持に全力を注ぎます。
迷宮十傑の解説はこちら
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