呪術廻戦の呪胎九相図二番「壊相（えそう）」を解説。壊相の術式・蝕爛腐術や強さ、存在しない記憶、虎杖との関係、呪胎九相図の兄弟・母親父親、死亡理由、各巻ごとの活躍や登場話などもネタバレありでまとめています。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
壊相（えそう）とは？
人間と呪霊から生まれたハーフ
呪術廻戦59話より引用。壊相(えそう)とは、特級呪物「呪胎九相図」の2番が受肉した存在のこと。そもそも呪胎九相図は、加茂憲倫の実験により人間の女性と呪霊から生まれた9人の子供のことであり、混血児にあたります。
壊相は9人の子供の次男にあたり、呪霊に近しい見た目を持ちながらも特級呪霊に匹敵する力を所持。毒の含まれた血をを駆使して戦います。
正確には呪霊ではない
人間の女性と呪霊の間に生まれたハーフのため、正確には呪霊ではありません。さらに呪霊と違い、非術者でも肉眼で確認することが可能となっています。
見た目はかなり人間寄りで、背中にだけ呪霊要素が色濃く出ているのが特徴。
さらに受肉状態は人間の体をベースとしているため、虎杖らと戦った際の壊相は「人間」に分類されます。
復活を手助けしてくれた呪霊に一時協力
壊相を含めた呪胎九相図は、高専に保管され約150年間封印されてきました。その呪胎九相図を真人が盗み出し、壊相たちは受肉。
壊相らは復活を手助けしたもらった恩を返すため、一時的に特級呪霊グループに協力しています。しかし協力している本心は、人間よりも呪いが生きる世界の方が自分達に都合が良いため。
いつ裏切ってもおかしくない利害関係のもと、呪霊グループと共に行動していました。
壊相のプロフィール
| 九相図No | 2番 |
|---|---|
| 嗜好趣味 | 兄弟 |
| 嫌いなもの | 加茂憲倫 |
| 声優 | 檜山修之 |
壊相の現在状況について
壊相(えそう)の術式と領域展開・強さ
「蝕爛腐術／しょくらんふじゅつ」
壊相の術式は、呪力の籠もった毒血を浴びせて発動する「蝕爛腐術／しょくらんふじゅつ」。毒血が相手の体内に入ることで、術式が発動します。
術式の発動条件は「壊相」「血塗」どちらの血でもよく、「血塗の血を侵入させ、壊相が術式を発動する」ことも可能です。
「朽／きゅう」
呪術廻戦60話より引用。血の侵入箇所から腐食が始まり、肉体を腐らせ毒化していきます。痛みと毒でまともに動けなくなり、10〜15分程で死に至る技です。
極ノ番「翅王／しおう」
呪術廻戦59話より引用。蝕爛腐術の奥義。殺傷能力のある血液を羽状に広げ、敵に向けて発射します。血に触れた物体は、腐食が始まり分解されます。
失血死する可能性は低い
壊相の術式は、自身の血を使うため本来失血死のリスクを伴います。しかし壊相は呪力を血液に変換できる特異体質であり、呪力がある限り失血死は起きません。
領域展開に関する情報は無し
壊相が領域展開を使用した描写はありません。受肉して間もないため、まだ領域展開を身につけていなかった可能性が高そうです。
呪胎九相図の兄弟・母親と父親
【母親】明治時代の人物
呪術廻戦60話より引用。壊相の母親は人間であり、呪霊の子を孕む特異体質でした。明治時代の初め、壊相の母は加茂憲倫の捕まってしまい、呪霊と人間のハーフを9人産むことに。
その二番・次男にあたる人物が壊相です。
【父親】明治時代の呪霊
壊相の父親は、加茂憲倫の実験に用いられた明治時代初期の呪霊。等級・術式・見た目などの情報は一切ありません。
【間接的父親】加茂憲倫(かものりとし)
呪術廻戦60話より引用。加茂憲倫は、人間である母親に強制的に呪霊の子を孕ませました。その結果壊相を含めた呪胎九相図が生まれたため、間接的に壊相を生み出した父親的な立場です。
呪胎九相図の兄弟一覧
【一番】脹相（ちょうそう）
呪術廻戦62話より引用。脹相は一番目に生まれた九相図で、壊相・血塗と同じ八十八橋事件の際に受肉。見た目はかなり人間寄りで、術式は赤血操術です。
脹相壊相血塗の3人を指した「俺たちは三人で一つだ」という誓いの言葉からも分かるように、お互いを信頼し合っています。
【三番】血塗
呪術廻戦56話より引用。三番目に生まれた九相図で、脹相・壊相と同じ八十八橋事件の際に受肉。見た目はかなり呪霊寄りで、見た目だけで脹相壊相の弟と判断するのは難しいです。
【×九相図】虎杖悠仁
143話にて呪胎九相図ではないと判明。しかし脹相と同じく加茂憲倫から生まれており、壊相からすると腹違いの弟にあたります。
虎杖は加茂憲倫を操っていた人物から産まれました。加茂憲倫は虎杖父の妻「香織」の体を乗っ取り、父親「仁」との間に子供「虎杖悠仁」を作り出産したのです。
壊相の死亡理由
虎杖にトドメを刺され死亡
呪術廻戦62話より引用。壊相は両面宿儺の指の回収中に、虎杖悠仁と釘崎野薔薇（くぎさきのばら）と遭遇。血塗と協力し蝕爛腐術で2人を追い詰めますが、釘崎の共鳴り・虎杖の黒閃で大ダメージを受けた壊相。
血塗が祓われたためトラックで逃走を図りますが、釘崎の共鳴りで落下し虎杖の打撃を受けて死亡しました。
壊相は死の直前に、兄弟を想い涙を流しています。
死体は新田の指示で回収された
呪術廻戦62話より引用。壊相・血塗は受肉体なのでベースは人間であり、死体は死後も残り続けます。そのため虎杖たちに祓われた後は、新田が手配した「高専の処理班」によって回収されました。
壊相に関する豆知識
Q,バチ殺しとは？
意味は自分で察しろとのこと。「3秒あげますよ、もう分かりましたね？」
※詳しくは7巻59,60話間の扉絵を参照。
Q,壊相の背中はどうなってる？
壊相は背中にだけ呪霊要素が色濃く出ているのが特徴。背中はずっと膿んでいるような状態なので、ムレるとのこと。変な匂いも背中が原因です。
壊相の活躍・来歴・登場話
7巻
57話
真人は高専から呪胎九相図NO,1〜3を盗み出し、受肉の儀を決行。壊相は一般人を媒介とし受肉に成功し、真人の指示のもと、八十八橋にある宿儺の指回収へ向かいます。
するとそこには虎杖達が偶然居合わせており、壊相は血塗と合流して、虎杖・釘崎と戦うことに。
59〜61話
壊相が極ノ番で虎杖釘崎を追い詰め、その隙に血塗が先回り。虎杖達に毒血を浴びせ、蝕爛腐術を発動します。
しかし、10〜15分耐え切れば虎杖達を殺せる状態まで持ち込みましたが、釘崎の共鳴りにより、自分たちも毒のダメージを受けることに。
その結果、壊相は虎杖の強烈な黒閃を喰らってしまいます。
8巻
62話
ダメージを受けて逃走を余儀なくされた壊相は、偶然通りかかったトラックを奪い逃げることに。
しかし釘崎の共鳴りによってトラックから落下。そのまま虎杖の打撃を受けて死亡してしまいます。
特級呪霊・呪物
漏瑚
真人
花御
陀艮
両面宿儺
脹相
壊相
血塗
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本ページの情報は2024年4月5日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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