呪術廻戦の「虎杖悠仁(いたどりゆうじ)」を解説。虎杖悠仁の術式・存在しない記憶、黒閃、身体能力が優れている理由、両親の正体・宿儺・加茂憲倫との関係などもネタバレありでまとめています。
虎杖悠仁(いたどりゆうじ)とは?
呪いの王「宿儺」を取り込んだ呪術師
虎杖悠仁とは、呪術高専に所属する1年生で、呪いの王「宿儺」の指を取り込み器となった人物。明るく誰とでも仲良くなれる性格で、呪術師としては珍しい「善人」気質。
また呪力無しの状態で、人間離れした身体能力を保持しているのが特徴。さらに宿儺を取り込み呪力を得てからは、体術に呪力を上乗せし、特級呪霊を屠るほどの力を手にしています。
祖父の思いを遂げるため呪術師になる
「オマエは強いから人を助けろ」という祖父の遺言に影響された虎杖は、宿儺の呪いによる被害から人々を救うべく、呪術師になることを決意。
宿儺の指20本を取り込んだ後に処刑されてしまいますが、虎杖はその運命を受け入れ、1人でも多くの人を救うために戦い続けています。
虎杖悠仁のプロフィール
年齢 | 15歳 |
---|---|
生年月日 | 3月20日 |
出身地 | 宮城 |
身長 | 約173cm |
体重 | 80kg以上 |
等級 | 1級呪術師査定中 |
所属 | 東京都立呪術高専1年 |
趣味特技 | カラオケ、テレビ鑑賞、モノマネ |
好きな食べ物 | 丼もの、麺類 |
嫌いな食べ物 | なし |
女性のタイプ | ジェニファーローレンス (尻と身長がデカい女) |
イメージソング | 9mm Parabellum Bullet『ハートに火をつけて』 □□□『いつかどこかで』 |
声優 | 榎木淳弥 |
虎杖悠仁の現在状況について
虎杖の術式・領域展開と能力
術式を持たない
虎杖は主人公でありながら術式を持ちません。術式は基本的に生まれながら体に刻まれるものであり、虎杖の体には術式が刻まれていなかったのです。
しかし宿儺を取り込んでいるため、今後虎杖の体に宿儺の術式が刻まれると、五条の発言から判明しています。
宿儺の術式は斬撃と炎?
宿儺は戦闘において、「斬撃・炎」の術式と思われる攻撃を使用していました。今後2種の術式が虎杖の体に刻まれる可能性があります。
人間離れした身体能力を持つ
術式は使えないものの、ギネス記録を軽々更新するほどの身体能力を保持。素手の力だけで呪霊を吹き飛ばすことができ、呪力を上乗せすれば特級呪霊に致命傷を与えることも可能です。
逕庭拳(けいていけん)
逕庭拳とは、1度の打撃に2度の衝撃が生まれる虎杖の必殺技です。本来は拳で攻撃した場合、「打撃」「呪力」は同時に敵を襲います。しかし虎杖だけは例外。
並外れた身体能力があるため、打撃に遅れて呪力が到達し、2度のインパクトが生まれるのです。
強力な打撃技ですが特級呪霊を倒す威力はないので、敵の意表をつく目的で使用することも。
黒閃の発動経験者
黒閃とは、威力が通常の2.5乗倍にも及ぶ、打撃の必殺技。黒閃は本来狙って出すことはできないものの、花御との戦いで、「黒閃」の発動に成功。
その後、壊相・血塗・真人との戦いでも黒閃の発動に成功しています。
この事実から、虎杖は呪力の核心に一歩迫っていると思われ、今後新たな術式を獲得するなど、虎杖の今後の成長余地は計り知れません。
新たな術式を習得?
虎杖は222話で新たな術式を習得した描写がありました。虎杖は日下部(くさかべ)と組手をしていましたが、体と中身が入れ替わっているような描写です。
虎杖が日下部に向かって「そろそろ掴めよ 虎杖」と言っていました。まだどんな術式なのか、その詳細は明らかになっていません。いつ明らかになるか楽しみです。
また、日下部との組手の前、虎杖は脹相(ちょうそう)と意味深な会話をしていました。脹相は虎杖に対して「お前ならいい」と言っていましたので、恐らく九相図の残った弟たちを虎杖が飲み込んだ可能性が高いです。
存在しない記憶・呪胎九相図との関係
存在しない記憶は術式ではない
存在しない記憶とは、「対象の人物と虎杖が、親しく過ごした記憶」を突如思い出すこと。東堂・脹相(ちょうそう)との戦いで描かれています。
結論から申すと、この存在しない記憶は「虎杖の術式・能力」ではありません。作者の芥見先生が明確に言及しています。
そして、存在しない記憶は2種類存在。脹相・東堂で、存在しない記憶の種類が違うのです。それぞれ説明します。
脹相(ちょうそう):存在しない記憶は存在した
虎杖の正体は脹相(ちょうそう)の遠い弟
134話にて脹相と虎杖・偽夏油が接触した際、存在しない記憶は実は存在していたと判明。
脹相は記憶を無くしており、虎杖との再会を経て、虎杖が弟であることを思い出したのでした。記憶は存在したのです。
虎杖は、脹相の弟にあたる人物だと判明しました。
虎杖は九相図ではなく憲倫の息子
脹相が呪胎九相図なので、虎杖=呪胎九相図の末っ子説が流れていましたが、結論から申すと虎杖は呪胎九相図ではありませんでした。
虎杖の正体は、母「加茂憲倫」より生まれた実の息子だったのです。
つまり虎杖と脹相は、方法は違えど同じ親「加茂憲倫」から生まれており、虎杖は脹相の間接的な弟にあたります。そのため、脹相の術式が虎杖に反応し「弟と判別」したのでした。
虎杖と加茂憲倫に関しては、後の章で詳しく解説します。
※東堂の記憶:シンプルに変な妄想
東堂も存在しない記憶を見ていましたが、脹相によると、存在しない記憶は九相図の兄弟間で発生するものと判明しています。
東堂は非術師の家系に生まれたと明かされているため、九相図ではありません。
さらに芥見先生が「東堂と脹相の存在しない記憶は異なる」と言及したため、東堂の存在しない記憶は「東堂の妄想」と判明。
つまり東堂が虎杖を兄弟だと認識したあのシーンは、全て東堂の妄想だったのです。東堂はやっぱりヤバイ人物でした。
虎杖の正体・両親|加茂憲倫との関係
虎杖の母は加茂憲倫だった
結論から申すと、虎杖の母親は「加茂憲倫」だと判明。悠仁は、父親「虎杖仁」と母親「加茂憲倫」の間に生まれた子供だったのです。
加茂憲倫は男ですが、死体を乗っ取る術式で「死んだはずの仁の妻”香織”」の体に移動。仁との間に子供を作り、虎杖悠仁を出産したのでした。
加茂憲倫が乗っ取ったのは「香織とは別の女性説」もありますが、仁の様子や爺ちゃんの発言から香織の可能性が高いので、ここでは香織と仮定して記載しています。
虎杖の出生の秘密
虎杖は出生の時から宿儺の指が一本封印されながら生まれました。これを仕込んだのは羂索です。羂索は虎杖を宿儺の器にするためです。そして、その先の目的として羂索は宿儺を天元と人類の超重複同化の儀式となる死滅回游に無理やり参加させようとしていました。
虎杖は一話で始めて宿儺の指を食べたのではなく、既に一本の指が体の中にありますので、この時は二本目だったことになります。
虎杖の血縁者一覧
【虎杖父】虎杖仁
虎杖の実の父親。妻香織との間に子供を欲しがっていましたが、香織が死亡したことで夢叶わず。香織の体を乗っ取ったであろう加茂憲倫の間に、悠仁を作りました。
虎杖の爺ちゃんが仁の父親にあたり、爺ちゃんからは「あの女はやめておけ」と忠告を受けていました。しかし仁は爺ちゃんの忠告を受け入れず、加茂憲倫と関係を持っています。
決戦の最中、虎杖仁がかつて宿儺が胎子の頃に宿儺の片割れの魂の生まれ変わりだったと判明しました。つまり、魂の観点でいうと、宿儺と虎杖は叔父と甥の関係になります。
現在の生死は不明です。
【虎杖母】香織(死後:加茂憲倫)
仁の妻にあたる人物で、とあるきっかけで死亡したと判明。死後は加茂憲倫に体を乗っ取られ、仁との間に子供を作っています。
爺ちゃん
1話で亡くなった虎杖のお爺ちゃんで、仁の父親にあたります。仁の相手女性に異変を感じ「あの女は止めとけ、死ぬぞ」と忠告していました。
悠仁を産んだ仁と香織の現在は不明ですが、爺ちゃんが悠仁を育てることになります。
最新の活躍
新たな術式を獲得する
死滅回游後、虎杖は新たな術式を獲得しました。しかし決戦までは、術式の名前・術式の詳細は一切明かされていませんでした。12月24日の戦いに備えて、日下部と訓練している様子が描かれています。その訓練では日下部と肉体を入れ替えているような姿が描かれていました。
宿儺の術式に目覚める
虎杖は宿儺との戦いで黒閃を連発したことで、とうとう術式に目覚めました。虎杖に刻まれた術式は宿儺の「御厨子」。ただ目覚めたばかりなので、虎杖の斬撃は宿儺ほどの威力ではありません。まだ触れているものにしか発動はできません。触れた箇所には切り取り線がつくなど、宿儺の御厨子と比較すると可愛らしいです。
また、宿儺にとって通常の斬撃となる「解」を虎杖が飛ばせるかは明らかになっていません。
ちなみに、覚醒状態になった虎杖は目が波紋のような模様になります。これは宿儺と同じ目の模様です。
魂を捉える打撃
虎杖はこれまで宿儺の魂が宿っていた事で、魂の輪郭を知覚できるようになりました。その影響で虎杖の打撃は受肉体の宿主とそれ以外の魂を引き剝がす打撃に進化。
宿儺戦では何度も魂を捉える打撃を放っていました。宿儺は虎杖の打撃を食らう度に何度も体の動きが鈍くなり、呪力の出力も下がるなど、戦いにくい様子でした。
最終的に虎杖は魂を捉える打撃を放ち続け、伏黒の体から宿儺を引き剥がしました。
赤血操術
虎杖は最終決戦までの一か月の間、呪胎九相図四~九番の亡骸を取り込み、赤血操術を習得しました。脹相は虎杖に「オマエの中で生きられるならいい」と言って、弟たちを虎杖がトリ込むことに賛同。
赤血操術を習得した虎杖は決戦までの間、脹相と加茂から指導を受けていました。基本的な使い方はマスター。宿儺戦では宿儺の顔面に吹き付けた血を炸裂させていました。
まだ応用の「百斂」は上手く扱えません。宿儺戦でも「穿血」を放つ時には「百斂」を脹相が作って、それを貰い受けて放っていました。
反転領域を取得
虎杖は赤血操術を習得したことで反転術式も習得。傷を負った箇所に血を回すイメージで呪力を操作することで反転術式を運用していました。宿儺戦では4度も死ぬほどの致命傷を負っていましたが、その度に反転術式を使ってた戦闘に復帰。
覚えたての大技であるため、他の習得者に比べると精度は低いですが、治療のスピードは高く、反転術式を覚えたおかげで宿儺戦を戦い抜いたとも言えますね。
シン・陰流「簡易領域」
門下生しか習得ができない「簡易領域」も虎杖は習得。日下部と入れ替わりの修行で肉体を交換し、日下部の呪力操作の感覚を覚えて、簡易領域を実践でも使えるようになりました。
領域展開
とうとう虎杖も宿儺戦の最後に領域展開を使いました。領域展開が発動すると、虎杖が幼い頃に過ごした思い出の場所が再現されます。また、領域内では今まで負っていた傷も消えます。
領域に付与された必中効果は「御厨子」です。領域内では直接相手に触れなくても、魂の境界を引き裂く解が使えます。ただし、まだ習得したばかりなので、斬撃などを連発することはできません。
また、虎杖の領域展開はこれ以外の情報が明らかになっていません。虎杖も必死になって習得したため、何で記憶の中の風景が展開されるのか、謎です。
虎杖が領域展開を習得できた要因としては宿儺を宿していたことで、呪術師としての吸収力が相当早かったことと、日下部から結界術のイロハを教わったことです。
皮肉なことに宿儺のおかげで虎杖は呪術師になって間もないのに一級呪術師相当の強さになりました。さらに、入れ替わりの修行で日下部から呪力操作や結界術のイロハをマスターしたことで、領域展開の習得に繋がりました。
腕を強化して宿儺戦に参戦
虎杖は五条・鹿紫雲が宿儺に敗北後、日車と共に新宿に登場。この時虎杖の腕は巨大な骨のようなものが腕から飛び出てるなど、何かを付けていました。決戦後にこの正体が乙骨が持っていた呪具だったと判明。腕を強化することが目的ではなく、決戦前にリカに食べさせた薬指を隠すことが目的でした。
乙骨の呪具のおかげで、虎杖も薬指がなくなったことを最後まで隠せましたね。
虎杖の今後
虎杖は宿儺との決戦が終わり、虎杖は呪術師としてこれからも活動することを決めました。虎杖は五条からの伝言で自分とは違った強さをもって欲しいと言われています。
五条から「期待している」とも言われました。
最終回の任務では五条から預かった言葉通りの活躍をして、犯人を確保。そして、その犯人に五条と同じ言葉「期待している」と言っていました。五条の意思は虎杖に確実に受け継がれています。
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