呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)138話のネタバレ解説。直毘人が亡き後、禪院家の次期当主は禪院直哉に。しかし遺言により、伏黒恵が禪院家当主となる可能性が残されていた。その頃、虎杖は脹相（ちょうそう）と2人で行動しており…
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ最新話をまだ見ていない方が閲覧する際はご注意ください。
前回呪術廻戦137話ネタバレのおさらい
- 渋谷事変により東京23区が壊滅
- 東京に呪いが集められ立ち入り禁止区域に
- 乙骨憂太（おっこつゆうた）がリカと共に登場
- 狗巻棘（いぬまきとげ）は腕を欠損、虎杖が原因？
- 虎杖は即時死刑執行に
- 五条は呪術界から永久追放、封印解除禁止
- 夜蛾も五条関係者として死刑認定
- 乙骨は虎杖の死刑執行役と判明
前回呪術廻戦137話のネタバレはこちら
呪術廻戦本誌138話のネタバレ
禪院家の次期当主「直哉」が登場
禪院家にて。
特別一級術師「禪院直哉」は廊下を歩きながら、従者の女性と話しています。
「で死んだん？真依ちゃん」と話しかける直哉。
従者の女性は、死にかけているのは真依ではなく真希と訂正。さらに今は当主直毘人の心配をするべきだと、直哉に返答します。
すると直哉は、死にかけているのが真希で良かったと発言。
なぜなら直哉は、真希が男を立てず自ら禪院家当主を目指す姿勢に、嫌悪感を抱いていたから。
一方の真依には好意的なようです。なぜなら、真依は自身が女性であることを心底理解しているから。
直哉は従者の女性に連れられ、和室に通されます。その部屋には、直哉を待つ2人の男性の姿がありました。
禪院「扇・甚壱」の2名が登場
「遅いぞ」
直哉にそう言ったのは、特別一級術師の禪院扇でした。
直哉を待っていたもう1人の男性は、特別一級術師の禪院甚壱。直哉が来ても無口を貫いています。
ヘラヘラ笑いながら2人に謝る直哉。反省はしていないようです。
さらに直哉は、以下のように述べて2人を挑発します。
自分が来ても来なくても、自分が禪院家次期当主であることに変わりはありません。
そして自分の兄たちはポンコツ。叔父であり直毘人の弟である扇はパッとしません。扇の娘の真希・真依は論外。
甚壱に関しては顔がダメ。甚爾と顔が逆だと良かったのにと。
直毘人の遺言で恵が次期当主に？
直哉から挑発を受けた扇・甚壱は、直哉に攻撃を仕掛けます。しかし直哉は難なく攻撃を回避。
そんな一触即発状態の3人のもとに「フルダテ」という人物が登場。
フルダテは直毘人から遺言を預かっており、3人のもとに来たといいます。直毘人は今亡くなったようです。
フルダテは遺言を読み始めます。内容は3つ。
1つ目。27代目当主を直哉にします。
2つ目。高専・禪院忌庫に保管されている「呪具を含めた全財産」を直哉が相続。その運用には扇・甚壱いずれかの承認が必要。
3つ目。何らかの理由で五条悟（ごじょうさとる）が死亡、または意思能力を喪失した場合、伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）との誓約状を履行し、伏黒恵を禪院家に迎えて当主とし、全財産を譲るものとします。
当主の座が奪われる可能性があると判明し、直哉は声に出さないまでも、腹わたが煮えくり返っていました。
直哉は恵・虎杖の殺害を企てる
和室を後にした直哉は、従者の女性と話しながら歩いています。
直哉は言います。
「扇と甚壱はあかん。よぉ知らんガキが当主になっても、俺よりマシやと考えて、何もせんつもりや」と。
恵は今どこで何をしていると、従者の女性に問う直哉。
従者の女性いわく、恵は現在東京で虎杖悠仁捜索の任に当たっているといいます。
その話を聞いた直哉は、宿儺の器である虎杖・恵の2人の殺害を決意。今の東京は魔境であり、人いつどう死んでもおかしくはありません。
禪院家当主の座を守るべく、直哉は東京へと向かいます。
九十九は味方ではなかった
荒廃した夜の東京にて。
九十九由基は謝罪の言葉を述べています。（おそらく虎杖に対し）
偽夏油に襲われていたあの時、君たちを助けるか迷ったことに関して。
なぜなら、呪霊が解き放たれここまで事態が進んでしまったのであれば、一度泳がせて様子を見るべきなのではないかと考えていたから。
というのも、九十九は虎杖たちの味方ではありません。ただ世界から呪霊をなくしたいだけのしがない美女なのさと、九十九は語ります。
1度虎杖たちを見捨てようとしたお詫びとして、九十九はあの場にいた者たちを安全な場所に送り届けたといいます。
そして「私もいい加減、天元と向き合わないとね」と意味深に呟く九十九。
最後に九十九は「君はどうする？」と虎杖に問いかけるのでした。
虎杖と脹相（ちょうそう）は2人だけで行動
とある施設の階段にて。
虎杖は顔を下に向けながら、階段に座り込んでいました。
そこへ脹相が現れ、虎杖にケガの具合はどうか尋ねます。
虎杖は答えます。黒閃を喰らった箇所以外は平気で、ケガの治りが早いのは宿儺の力が大きくなっている影響だと。
次に脹相は虎杖に「高専に戻っていいぞ」と気を遣います。脹相も、弟である焼相たちの亡骸を回収したいようです。
しかし虎杖は、高専に戻ろうとしません。
なぜなら、宿儺が伏黒を使った何かしようとしているから。
さらに、虎杖は渋谷事変でたくさんの人を殺してしまったから。
自分が人を殺すリスクがある以上、もうみんなとは一緒にいられません。
むしろ虎杖は、脹相こそ自分と居ていいのかと尋ねます。
なぜなら虎杖は、壊相と血塗を殺したのだから。
しかし、脹相は2人の死を「事故」だと判断しており、虎杖を責めることはありません。ましてや虎杖は兄弟なのだから。
虎杖は脹相に言います。
「行こう。今はとにかく呪霊を減らさないと」と。
脹相と共に呪霊の狩人と化した虎杖。
だが「乙骨憂太」「禪院直哉」が狩る者として虎杖に迫ります。
139話へと続く。
次回呪術廻戦139話のネタバレはこちら
呪術廻戦138話のネタバレ感想・考察
Q,九十九が話しかけた相手は？
虎杖悠仁だと思われます。九十九が「あの時、あの場」と言及しているため、話し相手は偽夏油戦闘時にいた人物。
さらに九十九が天元の器と仮定すると、宿儺の器虎杖に対し「私”も”いい加減天元と向き合う」「君ならどうする？」と語りかけているのにも納得がいきます。
Q,真希真依の父親は結局だれ？
扇だと思われます。ジャンプフェスタ配布の公式ファンブックで、直毘人が父親と言及されていましたが、おそらく誤植。
本編上での発言の方が信憑性が高いので、直毘人ではなく扇が父親でしょう。
Q,渋谷事変からどれくらい時が経過？
1ヶ月も経っていないと思われます。というのも、直毘人と真希がいまだ生死の境を彷徨っている状態。さらに虎杖の怪我が完全に治っておらず、九十九の服も半袖のため、渋谷事変からそれほど時間が経っていません。
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呪術廻戦本誌のネタバレ一覧
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ここから下は、138話が出る前の予想内容になります。
呪術廻戦138話までのネタバレ予想
リカ本体は乙骨の持つ「刀」か
呪術廻戦0巻1話より引用。現在は呪霊では無い
0巻にて里香は解呪に成功し、あの世へと旅立っていきました。137話で登場した里香は、以前の呪霊里香とは別物でしょう。
というのも0巻では「里香」、137話では「リカ」と、明確に区別されて表記されています。さらにリカは登場したものの、その姿は意図的に描かれていません。
そこで考えられるのが、現在のリカは呪霊ではなく乙骨の持つ「刀」ということ。
その理由を解説していきます。
理由1：リカ攻撃時に刀が消えていた
呪術廻戦137話より引用。「リカ＝刀」説の根拠は、137話のリカの登場シーンにあります。
リカは乙骨を助けるために、野良呪霊を攻撃しました。
その攻撃シーンをよく見てみると、乙骨が腰に差していた刀が「リカの攻撃時にだけ」消えているのです。
そしてリカの攻撃が終了すると、次のシーンでは乙骨の刀が復活。
現在のリカは、乙骨の刀になっていると思われます。
理由2：0巻で刀に呪いを込めていた
呪術廻戦0巻2話より引用。もう1つの根拠は、0巻にて乙骨が刀に里香の呪いを込めるシーンがあったこと。
里香は解呪に成功しましたが、呪いの一部が刀に残っていた可能性は高いです。
「呪いは物に宿ると安定する」という設定もあるので、物である刀に宿って、乙骨は当時のリカの力を顕現しているのでは無いでしょうか。
乙骨は味方になる可能性がある
137話タイトルは「堅白」
乙骨は虎杖と敵対する形で登場。しかし最終的には味方となる可能性が出ています。
その根拠は、137話のタイトル「堅白」から。おそらく四字熟語「堅白同異」から引用したタイトルでしょう。
堅白の部分を超簡単に意訳すると「矛盾を孕んだような白い石」。
石は”白を想起させる乙骨”を指しているはずなので、乙骨は虎杖の死刑執行人とは言いつつ、実は味方のパターンでは無いでしょうか。
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